ご自宅での正しいシャンプーのやり方

皆さんこんにちは暑い日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか。

私は今年の夏は外出が多く汗をかいてばかりでした。暑い時期のお風呂やシャンプーはすっきり気持ちや頭皮のリフレッシュできて良いですよね。

ということで今回はタイトルにもあるようにご自宅での正しいシャンプーの方法を書いていきたいと思います。

正しいシャンプーとは何か?

まず正しいシャンプーとはなんなのかを共有しておきましょう。そもそものシャンプーの基本的な目的は頭皮や髪を清潔に保つことです。

現代ではそこにさらなる付加価値をつけて香りやマッサージ効果でリラックスを促し気持ちのリフレッシュやカラーやパーマ、日頃のスタイリングなどで受けているダメージのリセットや補修目的もあったりします。

そういった”基本目的”+”個人にあった目的”をカバーすることが正しいシャンプーと言えるでしょう。

上記を踏まえた上でまとめると

1.シャンプーをする頻度 2.適切なシャンプー剤 3.頭を洗う手順と洗うタイミング

この3つを見直していければと思います。

シャンプーをする頻度

髪を洗う頻度は基本的に1日1回が良いとされています。1日2回以上の洗いすぎは髪や頭皮に負担がかかりますし、洗わないと皮脂や汚れにより雑菌の繁殖やべたつきの原因になるからです。

仕事関係で髪が汚れやすい環境にいる方やスタイリング剤を毎日使用される方は毎日シャンプーをした方が良いですし、カラーやパーマで紫外線やプールの塩素、海水浴などによる毛髪のダメージが進んでしまっている方もまた髪の栄養素を+できるタイプの洗浄力の優しいタイプのシャンプーなら毎日してあげると良いですね。

それとは逆にライフスタイルやアレルギー、乾燥肌など個人の差異によっては2日に1回が良いとも言われています。

適切なシャンプー剤を選ぶ

頻繁に使うシャンプー剤ですので髪や頭皮にあった物を使われるとことをお勧めします。

シャンプー剤は基本頭皮を洗うものですが髪にも必ずシャンプー剤がつきます。ですのでご自身の頭皮が乾燥肌なのか脂性肌なのかもしくは普通なのか、髪質は硬いのか柔らかいのかダメージ具合はどうなのかなのを判断し選択する必要があります。

ここでみなさんにお聞きしたいのですがご自身の髪は硬いのか柔らかいのかダメージの具合はどうなのか判断できますか?「はい」と答える方が結構多いのではないでしょうか。

しかし、私たちが美容室業務をしてる上でヘアスタイルのカウンセリングをしていると意外と自身の髪質やダメージを把握されてない方も多く見受けられます。

それ自体は仕方のないことでお客様は基本自分の髪質だけで判断するしかないので『以前の自分と比較したら』という判断になってしまうのです。

ですのでボリュームUP/DWON 硬い髪質用、ダメージヘア用などの判断は行きつけの美容師さんに尋ねてみるといいでしょう。

正しいシャンプーのやり方

上記を踏まえた上で正しいシャンプーのやり方を解説していきます。

1.シャンプーをするタイミングは夜(就寝前)が良い

シャンプーをするタイミングは基本的に就寝前が望ましいです。

理由は1日分の皮脂や汚れを落とした上で就寝することによって頭皮や枕の雑菌の繁殖を抑えることができます。皮脂や汚れを餌として菌が勢いづきますので朝シャンプーはおすすめできません。

また就寝前にシャンプーしたら必ずしっかりとドライヤーで乾かすことが大切です。「自然乾燥で乾いてから寝るから大丈夫」とおっしゃる方もいますが自然乾燥では水分が飛び切ってくれず寝癖がつく原因や高温多湿を好む菌の繁殖の手助けをしてしまうことになってしまいます。

就寝前に適切なシャンプーをすることによって汚れを落とし、しっかりと乾かして清潔感とリラックス効果を高めて健やかな眠りの手助けにしましょう。

2.予洗をしっかりしよう

予洗とはシャンプー剤をつける前にぬるま湯で濯ぐことです。泡立たないからいつも濡らしてからやってるよ、とおっしゃる方も多いとは思いますが『濡らす』のではなく『洗う』感覚が大切です。

ここがシャンプーで一番勘違いされがちなのですがシャンプー剤で泡立ててゴシゴシしなくても汚れは落ちます。

しっかり頭皮にお湯を溜めるようにザブザブとお湯で頭皮を洗ってあげましょう。予洗の時間目安は2〜3分程度で、お湯の温度は34〜38度くらいで十分です。熱いお湯が好きな方もいらっしゃると思いますが人間の皮脂は32〜38度で溶け始めます(融点)ですのであまり熱々で洗ってしまうと皮脂が全部流れ落ちて乾燥の原因になってしまいますので注意が必要です。

また温度は38度が最もリラックスできると言われていますので好みで32〜38度くらいで選ぶことをお勧めします。

そして頭皮や髪の汚れはこの時点で7〜9割落ちています。髪のダメージも少なく皮脂の少ない方やスタイリング剤や汚れの少ない方は予洗だけで過ごすことも全然大丈夫です。最近ではこれを湯シャンなんて言い方もされていますね。

3.シャンプー剤の付け方

シャンプー剤は掌で泡立てましょう、その泡を髪の根本付近に置いて指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきます。よほどスタイリング剤をつけていない限りは予洗と頭皮のシャンプーマッサージから流れてくる泡で髪の汚れは十分落ちますので意識して髪を洗う必要はありません。

髪を洗おうとして髪同士を擦り合わせる行為はダメージを進行させてしまいますので注意しましょう。

※髪を補修するタイプのシャンプー剤は泡を髪全体特に中間から毛先に馴染ませてあげる必要があります。

4.すすぎ

予洗と同じく頭皮にしっかりとお湯を溜めて洗い流しましょう。すすぎはおろそかになりがちですが2、3分かけて「ちょっと流しすぎかな?」と思うくらいすすいであげた方が良いです。

シャンプー剤やトリートメントが残っていてはそれ自体も頭皮にとっては汚れになってしまうことを覚えておきましょう。

5.トリートメント

トリートメントは髪の中間部分から毛先にかけてのダメージ部分につけてください。根本につける方もいらっしゃいますが基本的なトリートメントは頭皮に対して効能はありません。それどころか油分が含まれているのでせっかく洗った後につけてしまうと頭皮にとってはまた汚れが付着したことと同じことになってしまうのますの注意です。

6.すすぎ

最後のすすぎになります。髪の中間から毛先につけたトリートメントを流します。根本にはつけていないのでお湯を溜めながら流す必要はありませんがすすぎ残しがないように気をつけましょう。

お客様のお話で手触りや香りのためにわざと流しきらないとおっしゃる方もいますが肌荒れやかぶれの原因にもなります。

髪についたトリートメントを流すのはもちろん伝って体に付着したトリートメントのお湯もしっかり流してあげましょう。

7.アウトバストリートメント

カラーやパーマなどで髪にダメージがある方はアウトバストリートメントでドライヤー前か後のタイプがありますので中間から毛先の保護や栄養補給に使用してあげると健康的な髪の手助けをしてくれます。

こちらもやはり根本付近には必要なく、中間毛先につけましょう。根本につけている方でベタベタして髪を数日洗ってないような上がりになったりしてる方をよく見かけます。またオイルなどを根本付近につけてさらにアイロンをいれたりして固着してしまってカラーの染まりが悪くなってる方などもお見かけしますので注意が必要です。

必要な場所に必要なだけ、用法を守って使うことが大事です。

8.ドライヤー

シャンプー後は必ずドライヤーで乾かしましょう。「短いから、すぐ乾くし」「ドライヤーの熱でダメージをうけるから」など色々な理由で乾かさない方がいらっしゃいますが、ドライヤーで頭皮も髪もしっかりと乾かしましょう。

頭皮、髪、両方にとって乾かすことは大事なことです。

1.シャンプーをするタイミングのところでも述べましたが頭皮にいる菌の繁殖を抑えるためにしっかり乾かさないといけません。また髪に関しても濡れている、しめっている状態というのは髪がダメージを受けやすい状態です。

濡れている髪は乾いている髪の6割程度の強度しかありません、お風呂上がりはできるだけ素早く乾かしてあげたいですね。

ドライヤーのかけかたは頭皮をまず乾かしていきます、そうしているうちに中間部分にも風があたり水分がだいぶ飛んでいるはずですので中間部の残りの水分をドライヤーで飛ばしてあげます。あとは順次毛先に向かって乾かしやすい状態になっていますのでしっかりとドライヤーを当ててあげましょう。

正しいシャンプーのやり方は参考になりましたか?健やかな頭皮と綺麗な髪を維持する手助けとなれば幸いです。

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