美容室に携わるあれこれを皆さんに発信していこうとおもいますのでよろしくお願いします。
ある程度大まかな事が決まり、ここからの準備なのですがオーナー様の意向によってかなり差が出てくるところになります。
題名には準備とありますが正確に申し上げると選択してからの準備になります
ではどういったことをこのタイミングまでに選択していくのか記していきます

紙orデジタル
最初の選択肢は紙orデジタルです。そのままなのですが美容室を運営する上でいろんなところでこの選択肢が出てきます。
カルテ、雑誌、広告。パッと思いつくだけでもこれだけあります、時代はもちろんデジタルの流れなんですが紙が全く需要や効果がないかと言われたら地域性などで変わってくると思います。それに扱う側が幼少期を紙で過ごしてきた身としましてはなかなかデジタルはハードルが高いものです笑
紙のメリットは直感的に制作できますし、時代にもよりますが紙の方がストレスが少ない方もいらっしゃるはずです。
デメリットはとにかく管理が大変、場所を取る時間を取るということです。私が美容師を始めた頃はカルテも広告ももちろん紙でした。
来店予定のお客様のカルテを”あ行”の中から探し出し先に準備しておく。多い苗字の方だったら本当に時間がかかりました。また長らくご来店がないお客様のカルテの処分も1枚1枚最終来店日を確認して・・
雑誌の間に挟まった髪の毛を取り出したり・・・・
「これは美容師の仕事なんだろうか、もっとお客様を担当したい、技術に関わることをしたい」と考えたものです笑
広告に関しましても駅前に何時間も配りにいったり、暑い日差しの中も寒い北風の中もポスティングに行ってました。これって新聞配達とか郵便の仕事では?と自分がいったい何をやっているのかとよく思ったものです。
とはいえデジタルにもデメリットはあると思います。それは初期費用がかかるということです。紙よりも確実にかかります、ただ年数を重ねるごとにデジタル<紙に変わっていくことは間違い無いでしょう、大きな要因はヘアスタイルブックはシーズンごとボロボロになるごとに買うこともないですしカルテも古い物を捨てて新しい物を買うなんてことはにはなりません。長く続けば続くほどデジタルの方が時間も費用のコストも圧倒的に少なくてすむはずです。
私としては勉強も踏まえデジタルをお勧めしますが、ご自身でそこに割く時間がない場合はウェブデザイナーやコンサルにお任せするのもいいかもしれません。
慣れないうちは敬遠しちゃいがちですが
チラシ配りしてた時間、カルテの仕分けしてた時間をデジタルの勉強に割くと思えば価値は遥かに高くなるんじゃ無いかなと思い私も頑張っています。

有人or無人
これは少しわかりにくいかもしれませんが、レジや材料ディーラーさんの事です。
最近は飲食店に行ってもセルフレジ、食事の運搬もロボットなんて光景よく目にしますよね。
もちろん美容業界にも人件費削減の波はやってきています。セルフレジはまだあまり見かけませんがそのうち増えるかもしれません、材料ディーラーさんの方は郵送で送られてくるのはずいぶん増えました。
結論から申しますと私は有人の方を選択しています。それは時間や金銭的なコストがあがっても必要だと感じているからです。
仕事の無駄を省いて効率化するのは何のためかと原点に振り返って考えると、”お客様にできるだけ時間を使いたい” ”美容師さんが美容業に専念できる環境を用意してあげたい”という考えからきています。
そう思った時にレジの無人化はプラスに働く要素なのか
どこまでが美容業なのだろうかと思案するとお金をいただいて「ありがとうございました」と言うまでが仕事だなと言うところに現在は着地したからです。のちに考え方は変わるかもしれませんが今はそうだなと思ってます。
ディーラーさんに関しても上記と同じ視点で考えると美容業界に携わる人と営業で関わる数少ない機会なんですよね。
今はネットで色々調べることは可能なんですが、その分現実世界での人との関わりが減ってそれが機会損失になってる気がします。
新たな材料や流行りなど情報交換も行えますし、日頃から丁寧なやりとりを心がけていれば自身が独立する時に何らかの形で応援してもらえるかもしれません。
知人がウェブ関係の仕事をしていますがデジタルの仕事でさえ案件をもらってくるのは飲みの接待だと聞いて笑ってしまいましたが、きっと人の本質が直接接して気が合う人と関わっていきたいと言うことなんだろうなと妙に納得しました。
今回は『開業に向けて必要な準備』について書いてみました皆さんの参考になれば幸いです。
閲覧ありがとうございました、また次の記事もよろしくお願いします。
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