美容室に携わるあれこれを皆さんに発信していこうとおもいますのでよろしくお願いします。
公庫でも銀行でも融資を受ける時には事業計画書と見積書が必要になります。
では事業計画書と見積書はどうやって、どのタイミングで用意するのかについてお話ししていこうと思います。

事業計画書
事業計画書も普通に生活していたら聞き馴染みのない言葉ですよね、では事業計画書とは何かと申しますと
事業を始めたらこれくらい毎月お金をこれくらい使ってこれくらい売り上げが上がりますよという未来のお話しを書類にした物なんですよね。
ではどんな書類かなんですが、文章でいくらかかりますとかではなくあくまで数値を示していくことが大半になります。
でも未来のことなんてわからなくない?って思っちゃいますよね。ほんとその通りなんですが、そこを今まで自分が働いて得たデータや、ネットなどで調べたデータを組み合わせて未来のお話に説得力を持たせるための細やかな数値が必要になるわけです。
事業計画書の中には確定した数字と、おおかた確定した数字、予測の数字が必要になってきます。まずは確定した数字ですが
家賃や通信費、人件費などになりますね。
おおかた確定した数字は内装見積もりや什器の費用になります。
ここはなぜ”おおかた確定した”なのかと申しますと工事が始まってから壁や天井の中に隠れていた不足の事態で余計にお金がかかったり、工事の途中で自分が伝え忘れていた事を後で追加でお願いしたりなどそういったことがあるからです。
そして予測の数値はと申しますと、どれくらいのお客様が来ていただけるか、客単価はいくらか、それに対して材料費はいくらか等そもそも客数が予測から外れたら全部変わってくるよね、みたいな明らかに今の時点ではわからない数値になります。
そしてこの予測の数値に説得力を持たせたものを事業計画書で作り上げるのが最も大変なポイントです。
例えば美容院でしたら
以前勤めていたところから指名のお客様が
”これくらい来てくれるだろう”
そしてネット集客でこれくらいの費用をかけたら新規集客が平均これくらい、なので合わせてひと月これくらいのお客様が来られてパーマ比率とカラー比率の平均値がこれくらいだから客単価これくらいだからひと月これくらいの売り上げが上がるので返済も大丈夫です!
こんな”だろう”みたいな事に説得力を持たせる数値を提示することが必要なわけです、数字とか気にせず接客・技術に特化した美容師さんだったらめちゃくちゃしんどいと思います。(事業計画書を代行してくれるような会社もあります)
これを物件を借りた後に仕上げて公庫や銀行の面談に持っていかなくてはなりません。時間がかかりすぎるとフリーレントでない場合は常に家賃が発生しているので焦っちゃいます。先に分かることは物件が決まる前に作り上げておくほうが良いでしょう。
ネットにはテンプレートも沢山あるのでそちらを参考に自分の持っている数値を当てはめて作ってみるのもいいかもしれませんね。

見積書
見積書なんですがざっくり言うと”今見た段階では多分これくらい費用かかりますよ”っていう書類です
美容室で言うと内装見積もりや什器見積もりになりますね。
見積書は物件を決める前に内装業者さんと物件内覧に行き出してもらうことが可能です。ですがここに関しては注意があります、可能だからといって3つも4つも日を跨いでたくさん見積もりを出してもらう事は控えた方がいいんじゃないかという事です。
これはあくまで”私がそうなんじゃないか?”と思っているだけなので確認を取ったわけではありません。そのことご了承下さい。
では何故いっぱい見積もり出してもらうことを控えた方がいいのかと申しますと簡単です、いっぱい見積書作ってもお金にはならないからです。
単に見積書を作ると申しましても、時間を決めて物件のまで来てもらい、現状の確認してもらい寸法を図ってもらいセット面はいくつ置けそうだとか数十分から小一時間割いてもらう訳です。
でも作る店舗は1つですよね?それに融資がおりなければそもそもこの話は無かったことに・・・なんてこともある訳です。
たくさん内装を担当されているところは”創業はそういたこともありうる”事をわかっているはずです。
ですのでお金になるかどうかわからない時点でそこに沢山時間を割くことが厳しいはず。
あくまで私がそう思ってるだけなので業者さんによってはそんなのの全然気にしなくて気軽に言ってくださいってところもあるかもなので直接聞いてみるのもいいかもしれませんね。
物件も決まった、融資も通った、内装も決まった。
次は『開店までに必要なそこそこ大きな準備』について記事を書いていきたいと思います。
閲覧ありがとうございました、また次の記事もよろしくお願いします。
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