パーマ初心者必見!知っておきたいポイントと注意点

ボリュームがほしい、真っ直ぐすぎるので毛流れがほしい、スタイリングの持ちをよくしたい、とにかく変化がほしい等、パーマは色々な場面でヘアスタイルの手助けしてくれます。

初めてパーマをかける方のために、基本的なポイントと注意すべき点を詳しく解説します。魅力的な動きやボリュームを手に入れるために、ぜひ参考にしてくださいね。

  

1 パーマ前の準備・知っておくと良いこと

イメージを固める どんなスタイルにしたいのか、画像や雑誌を参考にしてイメージを固めておくと美容師に伝えやすいです。

イメージと違う部分が出る場合 長さや生え方はみんな違いますので同じようにしないほうが良い部分がでてきたり、物理的にできない部分があったりします。その場合、別のスタイルをチョイスするのか、違いがでても極力そのスタイルにするのかをあらかじめ考えておくと良いです。

他には仕上がりのテイストが仕事や私生活のライフスタイルに合っているのかまたはアレンジでTPOに合わせることが可能かということは大事な要素になってくるでしょう。

2 パーマの種類(薬剤・機器)

パーマにはいくつかの種類があります。自分の髪質や状態、希望するスタイルに合ったものを選ぶことが重要ですので美容師さんと相談して決めていきましょう。

コールドパーマ

昔からある普通のパーマ、一般的にパーマと言えばこのパーマのことを指します。

得意なスタイル

根元からパーマをかけられる コールドパーマは熱を使用しないので短い髪の毛や根元近くから全体にかけることができます。

いろいろなデザインがある 巻き方やロッドの種類も豊富なので様々なバリエーションを楽しむことができます

スタイルチェンジがしやすいパーマが自然に落ちていくので他のパーマや髪型にスタイルチェンジしやすいので飽き性の方にもオススメです

コールドパーマの特性

スタイリングにコツがいる コールドパーマは髪が濡れているときに一番ウェーブが出て、乾くとウェーブが緩くなるという特徴があります。

ですのでスタイリングをする際はどれくらい毛髪に水分を残すかでウェーブので具合が変わってきます。人によってはスタイリングをするのが少し難しかったりします。

また、何もしていない状態だと余計にパサついて見えてしまうこともありますので基本的にノーセットは不向きなことが多いです。

パーマのもち パーマのもちはだいたい2か月~3か月ほど。徐々に変化し緩くなっていくパーマを楽しみたい方に向いています、逆に長く持続させたい方には不向きなパーマと言えます。

向いているパーマ施術

  • ショートヘアの方
  • 根元からボリューム感を出したい方
  • ふわっとした質感のカールが欲しい方
  • スタイリングで作り上げるパーマスタイル

不向きなパーマ施術

  • ダメージ部分によって薬品の強さを変えにくいので毛髪ダメージの差異が大きい施術
  • ストレートされてる方のスタイルチェンジが難しい
  • 一定数コールドパーマでは狙ったパーマのかからない髪質の方がいる

デジタルパーマ

よりしっかりとしたカールを作りたい方におすすめです。熱を使用するため、モチが良いです。

デジタルパーマは薬剤を2種類使うところはコールドパーマと同じなのですが、専用の機械を使用してロッドに熱を加え、その力を借りてパーマの形状を髪の毛に記憶させるホットパーマ

髪質にもよりますが一度当てたところは半永久的にウェーブが残るため、数あるパーマの中でもデジタルパーマは一番取れにくいパーマだと言われています。
仕上がりはコテで巻いたようなくっきりはっきりしたカール感が出るスタイルや大きな動きのスタイルを再現しやすいことが特徴です。

得意なスタイル

アイロン等で巻いたようなスタイル スタイリング時に捻りながら乾かすことで巻いたような仕上がりを簡単に作れる

髪の中間〜毛先にかけて動きをつけるスタイル 根本付近のパーマは不向きですが中間〜毛先はしっかりとしたリッジを狙える

ミディアム〜ロングのパーマスタイル 長さのあるパーマスタイルに向いていてコールドパーマに比べて艶感や張りのあるウェーブが得意

デジタルパーマの特性

ウェットとドライでの差異が少ない デジタルパーマの特徴はコールドパーマと違い乾いた状態でもウェーブが強くきれいに出ますのでご自宅での再現性が高く初心者さんにも扱いやすいパーマと言えます。

ドライなウェーブスタイルが得意なことからコールドパーマに比べて必要なスタイルリング剤の種類や量が少なく作り込まなくても形になりやすいです。

モチが良い 非常にもちがよく一度あたると滅多なことではウェーブが落ちることはありません。同じスタイルを長く楽しみたい方に向いているパーマといえます。

コールドパーマで当たらなかった人 熱を利用してパーマを当てますのでコールドパーマで当たらなかった、もしくはすぐ取れてしまった方でもモチのあるパーマをかけることができます。

不向きなパーマ施術

  • 根本付近からふわっとしたボリュームを出すスタイル
  • ショートヘアのパーマスタイル
  • スパイラルなどの特殊な巻き方のヘアスタイル
  • ウェットな仕上がりのヘアスタイル
  • 細かなウェーブスタイル

向いているパーマ施術

  • アイロンで巻いたような仕上がりのパーマスタイル 
  • 乾かして仕上げるタイプのヘアスタイル 
  • コールドパーマをかけてもすぐにとれてしまった経験がある方 
  • 縮毛矯正をしている方 
  • コテで巻いたようなカール感が欲しい方
  • ウェットよりドライな仕上がりのウェーブスタイル

3 パーマ液の種類

リキッドタイプのパーマ液

昔からあるパーマ液、基本的なパーマはリキッドタイプのパーマ液で対応できます。ただしダメージの進行がある毛髪や、メンズのパーマはクリームタイプが主流になりつつあります。

クリームタイプのパーマ液

パーマの薬剤は基本的にはリキッドタイプが主流で使われてきました、ですが近年多角化した毛髪ダメージによりリキッドタイプの薬剤では垂れて流れしまうので健康毛に設定した薬剤がダメージの進んだ毛先についてしまうなど対応が難しくなってきたため薬剤の強さを毛髪のダメージ部分によって塗り分ける必要性がでてきました。

クリームタイプの薬剤はコールド・デジタル両方で使用可能ですのでこちらを選択した方が良い場合が多くなってきました。

髪にとっては最良の選択になることは多いですが基本コスト面は上がってしまいますのでお店で確認が必要です。

またクリームパーマは途中の水洗にリキッドタイプのものより時間がかかってしまいますのでそこも考慮しておく必要があります。

中性・酸性タイプのパーマ液

パーマ液に関しては基本アルカリ性の物を使用します。ですがダメージレベルに応じてよりダメージの少ない中性や酸性のパーマ液が必要になることがあります。

また酸性・中性域のパーマ剤は現状ほとんどがクリームタイプの物になります。

毛髪は一定のダメージを超えるとパーマがかからないどころかジリジリのダメージ毛(ビビリ毛)になってしまったり切れてしまったりします。

一度でもカラーやパーマをしたことがある毛髪はアルカリを避けた方が良い場合がほとんどです。

ですがこちらもコスト面がアルカリ剤より高くなってしまう場合がほとんどなので確認は必要です。

コールドパーマなのかデジタルパーマなのか、薬剤の判断等は基本的にプロがすることになるので深く理解する必要はありません。

ですが、予習しておくと言われたことがスッと頭に入ってきて理解しやすいということもあります。

選択肢が多数あり毛髪の現状やこの先どうしていきたいかによってチョイスすることが大切だということは一般の方も理解しておくと良いかもしれません。

4 パーマ後のケア

  • 残留する薬剤に対応したシャンプーとトリートメントを使用する
  • 髪をできるだけすぐに乾かす

美容室で一時的に綺麗なスタイルにするより、せっかくしたパーマを日常でいかに綺麗で良いスタイルを保つかの方が本番と言えますよね。

ですのでケアに関しては残留する薬剤に対してどう処理していくかが大切で、残留薬剤が化学反応を起こしてしまうとパーマの結合を切ってしまって弱まってしまったり、タンパク質の流出を起こしダメージホールを形成してしまいますのでしっかりそのポイントは押さえていきましょう。そうすることによって次回美容室で施術するときにダメージ進行による失敗のリスクは低下しますし、効果や薬剤が必要なくなる可能性もあります。

シャンプーとトリートメント、乾かすどちらも残留する薬剤に対するアプローチですので押さえておきたいですね。

※残留薬剤についてと対処を詳しくみたい方はコチラの記事も参考になさってくださいhttps://kurano.style/research/causes-of-hair-damage-and-how-to-prevent-and-treat-it/

5 まとめ


  • やりたいパーマスタイルによって必要な技術や機器が違ってくる
  • ダメージや髪質によって合った薬剤が違ってくる
  • パーマスタイルにはドライ+スタイリング剤で作り込むスタイル、ドライの仕方でほぼ出来上がるスタイリング剤は控えめなスタイル、一旦はある程度ドライしてから水分を足したスタイリングをするウェットなスタイルに分かれる
  • 残留薬剤を処理剤やホームケアで除去していくことでパーマの持ちやダメージが少なくてすむ

パーマは基本スタイリングが必要なことが多いですが、ボリュームのコントロールができたりスタイリングの長持ちに役立ったりしますので、まずはスタイリングが簡単なパーマからチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

注意点としてはクセがある方はパーマと混じると余計に扱いにくくなる場合もあるのでその辺はよく担当の美容師さんと相談しましょう。

今回はパーマ初心者🔰の方に向けた内容でしたがどうだったでしょうか?パーマも多様化してきていますので少しでも準備の参考になれば幸いです。

また次の記事でお会いしましょう。


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